河川工事
NEWR5阿武隈川上流雲水峯大橋右岸下部工等工事
- 施工前(上流から下流を望む)
- 施工前
- 完成
- A2橋台コンクリート打設完了(フーチング部)
- A2橋完成
- 護岸ブロック設置状況
- simデータを活用した安全教育状況
R5阿武隈川上流雲水峯大橋右岸下部工等工事 |
令和5~6年度 阿武隈川上流雲水峯大橋右岸下部工等工事
本工事はA2橋台下部工を主とする工事であった。橋台工の施工時期が主に冬期間となる事から、コンクリート品質確保のため養生温度とクラック抑制に力を入れた。養生温度管理では、養生温度を一定に保つためジェットヒーターに温度センサーを設置し設定温度10℃±2.0程度でヒーターが自動的にON・OFFをする装置を使用した。
また、養生中にコンクリート内部と外部温度を計測する温度計を設置し、養生中のコンクリートの温度変化を管理しヒーター温度の調整を行った。
クラック抑制対策として内部温度3次元解析を行いクラックが発生しやすい竪壁に補強鉄筋及び誘発目地を配置する計画を行い、型枠脱枠直後に表面養生剤を散布し表面の乾燥収縮を抑える対策を行った。
非出水期内に完成が当初からの条件であったが、仮設ヤードとなる一部が用地未契約であったため当初工程からの遅れが出た。
構造物の施工は下請業者数が多くなり下請け業者との調整が工程に大きく影響する。そのため、日々の工程管理と下請け業者との密な打合せによって工程短縮を実現し非出水期内に完了することができた。また、施工の打合せや安全教育にcimデータを活用し作業員に現場全体の流れや危険作業について周知し安全意識の向上を図ったことで下請業者と一丸となり無事故で工事を完成することができた。
